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「Expression Vol.4」

能尖日、張夢瑋、オオウチ リサ、おひの にほ、髙橋冴、泰樂瑠花、坂本美果

 

2025.2.8(Sat) - 2.23(Sun)  月、火休み

13:00-19:00

会場:東京都中央区日本橋久松町4-12コスギビル4F 長亭GALLERY

入場無料

info@changting-gallery.com

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 長亭GALLERYでは2月8日から2月23日の会期にて、若手アーティストによるグループ展「expression Vol.4」を開催致します。

 展覧会タイトルとした「expression」は「ex-(外に)」「-press(押し出す)」「-ion(もの、こと)」の3つの品詞から構成される英単語であり、その語義に添うならば、「何かに内在するものを外に出すこと」といったアクションが連想されます。日本語では「表現」と訳される本展示タイトルを「decoration」でも「articulation」でもなく、何かしら内側からのプレッシングを指示する「expression」とした意図は、一重には参加するアーティストの作品と彼ら彼女らのキャリアに見られる特徴にあります。

 展覧会に登場するアーティストは、その考えるところや制作姿勢、スタイル、使用する技材、関心を持っている対象、また積み重ねてきた経験や現在置かれている境遇はバラバラですが、しかし現代という一つの同じ時代を共有し、かつアーティストとしてのキャリアが比較的早期に位置している点において共通性が見出されます。その若手という時期を、アートという一つのエコロジーにおいて完全には社会化されていない時期、あるいはつくり手にとって最も純粋な時期の一つと解釈するならば、そこにおいて生み出される作品は時代や社会、また彼ら彼女らが身を置いているアートというレギュレーションの要請に基づいてではなく、作家当人らが内に抱え、かつ当人らの内にしか存在し得ない、一つの固有な純真さ、あるいは誤解を恐れずにいうならば、一つの強情さを奥底に持ってこそなし得るものと感じます。

 自分の身のまわりで起きたこと、あるいは自分自身が抱えるコンプレックスやトラウマ、もしくは自分を感動させた風景や出来事、自分の持っている哲学、美術に対する意識や視座、社会で起きる理不尽な事象に対する気持ちなどについて、アーティストは徹底して自分が感じ取った温度を保ちながら作品化します。反対に言えば、それはどう上手く図示するかではありません。そしてだからこそ、つまりアーティストの感覚、哲学、思想が高度に翻訳されたものであるからこそ、作品は一見して読み解き難く、すぐには全てを明かさず、一種の頑固さを感じさせます。とはいえ、その違和感やおかしみ、奇妙さを与える点が、まさにここに参加するアーティストがアーティストたる由縁のようにも思えます。ドイツの劇作家フリードリ・シラーは「青春の夢に忠実であれ」と語りましたが、彼ら彼女らもまた自分の感じたこと、考えることに従順であり、それを誰に命じられたでもなく、また誰かの要望に沿うわけでもなく、本人らの内から立ち上ってきたときの純度を保ちながら表現として、一つの作品として、自分たちの時代に提示しています。その固有の結晶であり言語を、ぜひ会場でご高覧頂ければと思います。

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能尖日 Nhozagri

https://www.instagram.com/nhozagri/

 

2010年に中国美術学院版画学科第4スタジオを卒業し、2015年に中央美術学院版画学科第6スタジオで修士課程を修了。


彼女は、宇宙主義的な自己完結型の生命体システムを構築することを目指しており、あらゆる型破りな物語形式に対して精神的な次元での探求を行ってきました。最後の1ジュールの宇宙の熱量が尽きるまで、彼女は「最後の快夢」を予測し続けます。

彼女の作品は、絵画、彫刻、アニメーション、出版物など多岐に関わっていて、発想は奇妙で愛らしく、自由奔放です。作品は国内外の著名な美術機関や個人コレクターに収蔵されており、国際的な美術誌「Kunstforum」などにも掲載されています。​

彼女もう一つの身分はヒーラーであり、彼女の創作は「憑依」という方法でイメージをキャンバスにダウンロードすることから始まります。アーティストは「アカシックレコード」を通じてコレクターのハイヤーセルフ守護天使とつながり、その情報を統合してぬいぐるみの彫刻作品を作り上げます。これらのエネルギーを宿したスピリチュアルなアイテムであり、宇宙からの祝福を込めてコレクターに贈られます。​

2010 年本科毕业于中国美术学院版画系第四工作室;2015 年硕士毕业于中央美术学院版画系第六工作室。
期待搭建一种宇宙主义式的自洽生命体系统,能尖日对各种非常规叙事形态都展开过精神维度的研究。她会持续预测最后的美梦,直到最后一焦耳宇宙热量耗尽。作品涉及架上绘画、雕塑、动画、独立出版等,思路诡异可爱、无拘无束。作品曾被海内外知名艺术机构及个人收藏,并刊登于Kunstforum等国际艺术刊物。​

艺术家的另外一个身份是疗愈师,她的创作也是通过“通灵“的方式下载图像到画布上,艺术家会通过“阿卡西记录”链接藏家的高我和守护天使,把这些信息整合成毛绒软雕塑,作为有能量的灵性物品,带着宇宙的祝福赠送给藏家。

Nhozagri received her Bachelor‘s degree from Studio 4 of the Printmaking Department of China Academy of Art in 2010 and her Master’s degree from Studio 6 of the Printmaking Department of Central Academy of Fine Arts in 2015.
Attempting to construct a cosmological system of selfcontained lifeforms, Nhozagri has developed research on the spiritual dimension of various unconventional narrative models. She will continue to forecast the final sweet dream until the very last joule of cosmic heat is exhausted. The works involve easel painting, sculpture, animation, independent publishing, etc., eccentric, cute, and unrestricted. The works have been collected by renowned art institutions and individuals both domestically and internationally and have been published in international art magazines such as Kunstforum.

The artist also identifies as a healer, and her creations are the result of "channeling" images onto the canvas. Through the "Akashic Records," she connects with the collector's higher self and guardian angels, integrating this information into plush soft sculptures. These are spiritual items imbued with energy, carrying the blessings of the universe to be gifted to the collector.

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張夢瑋 MENGWEI ZHANG

1995年   中国 咸陽生まれ 
2018年 中国 西安美術学院視覚伝達デザイン学科 卒業 
2023年 武蔵野美術大学 大学院造形研究科美術専攻 油絵コース 修了 

現在 東京都を拠点に活動している。

 

 Artist Statement

なくなった人や動植物などの生命体は、不在であるがゆえに、かえって常に想い出されてしまうのかもしれない。そうして心中に想起された身体の中に何かがそっと生ま出されるように感じる。このように、想い出された身体とかつて物として存在した身体の差異に私の興味は引かれる。私はそのようなイメージの生成過程を記録するために、絵画を主体として制作している。  


展覧会 
2024年 個展「今度は途中でいなくなる心配はない」 GALLERY b. TOKYO  Tokyo,Japan 
2023年 第46回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展  
2022年   グループ展「なつのとむらい」 CHANGTING GALLERY  Tokyo,Japan

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オオウチ リサ


 1998 群馬県生まれ
 2021 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻 卒業
 
 個展
 2023 まわり道をすれば眩しい冬/gallery TOWED、東京
 2021日々を繋いでここに在る/フリュウ・ギャラリー、東京

 グループ展
 2023 長亭GALLERY展2023 /長亭GALLERY、東京
 2021 いつかの景色 -someday scenery- /フリュウ・ギャラリー、東京

 受賞歴
 2023 長亭GALLERY展2023 入選
 2021 多摩美術大学卒業制作展 優秀作品賞

 その他
 2024 榛名湖アーティストレジデンス 滞在

 

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おひの にほ

【経歴】
2024年:武蔵野美術⼤学造形研究科美術専攻油絵コース 卒業
2022年:武蔵野美術⼤学造形研究科美術専攻油絵コース ⼊学
2022年:作家活動開始
2018年:武蔵野美術⼤学造形学部油絵専攻 ⼊学
1994年:東京都出身
【賞歴】
2023年:長亭ギャラリー展 奨励賞(小林正人賞)
2023年:ARTIST NEW GATE SAN BANCHO ギャラリー賞
2022年:100人10  入選
2021年:100人10  入選
【展示歴】

2024年:Group Exhibition : PAPER WORKS 2024
2023年:CHANGTING GALLERY PRIZE(CHANGTING GALLERY、日本橋)
2023年:セキララコーヒーを探して(CHANGTING GALLERY、日本橋)
2023年:⁠神戸アートマルシェ2023(神戸メリケンパークオリエンタルホテル)
2023年:ARTIST NEW GATE(あべのハルカス、大阪市)
2022年:ARToVILLA Market2022(FabCafe Tokyo、渋谷道玄坂)
2022年:「100人10」(東京ミッドタウン、港区赤坂)
2022年:「somewhere in between」(THE blank GALLERY、原宿)
2022年:「なつのとむらい」(CHANGTING GALLERY、日本橋)
2022年:「付かず離れず感じていたい」(GALLERY ROOM・A、東京)
2021年:「100人10」(2021 年、Shinwa Auction)

 

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髙橋冴 Sae TAKAHASHI


1997 栃木県出生

2022 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻 首席卒業

2024 同大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース 修了

     同大学大学院造形研究科博士後期課程造形芸術専攻作品研究領域 入学

 

展示歴

2024 個展「貴方 彼方 此方」gallery b tokyo

    グループ展「Ballet meets Art vol.3」 KATSUYA SUSUKI GALLERY

2023 グループ展「NUNO」 Bunkamura gallery 8

        グループ展「背中の●見晴らし台」 コートギャラリー

        グループ展「柵をうつ」 KOGANEI ART SPOTシャトー2F

2022 長亭GALLERY展2022 長亭GALLERY

     武蔵野美術大学卒業・修了制作優秀作品展 武蔵野美術大学

     第45回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展 

     卒業・修了制作展 武蔵野美術大学

2020 グループ展「mau mau」 3331 Arts Chiyoda

2019 全国大学版画展 町田市立国際版画美術館

     アートオリンピア2019 東京都美術館
 

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泰樂瑠花 RUCA TAIRAKU


2000年東京出身。

2022年の個展「してん」を機に作家活動を開始。

 

個展

2024  個展「レてん」    (Quadrivium Ostium、鎌倉)

   個展「るてん」 (TRiCERA、東京)

2023  個展「きてん」    (ACTギャラリー、東京)

2022  初個展「してん」(東京)

 

 

グループ展

2024 

「Independent Tokyo 2023 Selection」(tagboat、東京)

「100人10」(TRiCERA、渋谷キャスト)

「Dalston group exhibition part 6」(Gallery Dlston、東京)

「UPDRAFT 」(TRiCERA、東京)

「WHAT CAFE EXHIBITION vol.36」(WHAT CAFE、東京)

「ART HAKATA by tagboat」(博多阪急、tagboat)

「Dalston group exhibition part 8」(Gallery Dlston、東京)

「Multiverse」(石川画廊、東京)

「Stories」(Soka Art Tainan、台湾)

「muni art award」(GALLERY SCENA、東京)

「FIRST CONTACT」(REIJINSYA GALLERY、東京)

 

 

2023 

「an titled 」(北京)

「WHAT CAFE SPECIAL MARKET2023」(WHAT CAFE、東京)

「muni Art Award 2023展」(秋華堂、東京)

「Independent Tokyo」(ポートシティ竹芝、東京)

「IAG awards2023」(東京)

「長亭GALLERY受賞者展」(長亭GALLERY、東京)

「上野の森美術館大賞展」(上野の森美術館、東京)

「GEISAI#22&classic」(ビックサイト、東京)

「天王洲キャナルフェス」(WHAT CAFE、東京)

「ACTアート大賞展」 (The Artcomplex Center of Tokyo、東京)

 

2022 

「長亭GALLERY」  (長亭GALLERY、東京)

「WHAT CAFE EXHIBITION vol.22」(WHAT CAFE、東京)

「GEISAI#21 」(ビックサイト、東京)

 

アートフェア

2023    ART FAIR ASIA FUKUOKA 2023(福岡マリンメッセ、福岡)

2024    ART TAIPEI 2024(台湾)

 

受賞歴

2024

100人10 で野村證券アワードを受賞

 

2023

muni Art Award で準グランプリを受賞

lndependent Tokyo でタグボート特別賞、 特別審査員 陳彬賞を受賞

IAG awards 2023 奨励賞、八犬堂賞受賞

ACTアート大賞最優秀賞受賞

上野の森美術館大賞入選

 

2022 

長亭GALLERY OJUN賞受賞

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坂本美果 Mika Sakamoto


1999 山梨県生まれ
2022 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業


個展
2023 「凪の中」 KOMAGOME1-14cas 東京都
2022 「よるの体温」 HIGURE17-15cas  東京都
グループ展
2024 「Pop rabbit」 美術實驗室 夜 東京都
   「美しい時間」  Part3 GalleryK 東京都
   「UP AND COMERS Vol.3」 +ART GALLERY 東京都
2023 「2023 SAYONARA YOROSHIKU EXHIBITION」 +ART GALLERY  東京都
   「長亭GALLERY展2023」 長亭GALLERY 東京都
   「UP AND COMERS Vol.2」 +ART GALLERY 東京都
2022 相原中央公園芸術展「空の下のUMA」 相原中央公園 神奈川県
     「傷と闘牛士」  room412 東京都
   五美大展 令和3年度第45回東京五美術大学連合卒業・修了制作展 国立新美術館 東京都
   ZOKEI 展 東京造形大学 東京都
2021 「意思の鳥あるいは時間の光/意思的鸟或时间的光」 プラザ・ギャラリー 東京都
   「施美時間-現代美術×国宝×0円ハウス」アートプログラムin鶴林寺 兵庫県
   第56回神奈川県美術展 神奈川県民文化ホールギャラリー 神奈川県
   「往復書簡 Vol.4 変わり変わり、移り移り」 藍画廊 東京都
   「乱反射」  River Coffee &Gallery 東京都
   「二足歩行」  RANZANSTUDIO 埼玉県


受賞
2023 長亭GALLERY展2023 入選
2022 ZOKEI 展 ZOKEI 賞ノミネート
2021 第56回神奈川県美術展 特選

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